値下げリミット、値上げリミットとは
値下げリミット
値下げリミットは、自動追従で「○○円以下には値下げしない」と設定できる金額です。
例えば、損益分岐点となる金額(仕入れ値などの経費)を入力しておけば、相場が下がっても赤字は予防できます。
またライバルセラーの嫌がらせ(価格を下げて商品を刈り取る問題)への対策としても有効です。
値上げリミット
値上げリミットは、自動追従で「○○円以上には値上げしない」と設定できる金額です。
ライバルセラーが極端な値上げをした際に、気づかないうちに自動追従して商品が売れにくくなるリスクを予防できます。
リミットの動きについて
リミットは、下記いずれかの価格変更モードに合わせて自動追従される際に作動します。
リミットを設定している限り、値下げリミット、値上げリミットの範囲内でのみ価格変動します。
- FBA状態合わせ
- 状態合わせ
- FBA最安値
- 最安値
- カート
自動追従がリミットに達している場合は、商品の「出品中」の右にリミット表示が出ます。
リミットは自動追従される際に、【本体価格+ポイント+送料の合計額】に対して作動します。
本体価格+ポイント+送料をあわせた合計額がリミットに達していない場合は、リミットが作動しません。
【注意】自己発送は「送料」を加味しよう
リミットは自動追従と同じように、【本体価格+ポイント+送料の合計額】に合わせて作動します。
ただし、自己発送で入力された送料部分は自動改定されません。
自己発送にてリミットを設定される場合は、設定したい【本体価格+ポイント+送料の合計額】をご入力ください。
【自己発送】値下げリミットの例
- 会員様:本体価格200円+0ポイント+送料400円/値下げリミット100円
- 追従先:本体価格300円+0ポイント+送料0円=合計額300円
⇒本体価格1円+0ポイント+送料400円=合計額401円 へ改定
合計額300円に合わせて追従しても、送料は変更できないので、値下げの限界値として本体価格1円になります。
(これより値下げすることができない場合に、本体価格1円になります。)
本体価格を追従させたい場合は、本体価格に送料を加算したリミットを設定してください。
例えば「本体価格300円+0ポイント+送料400円」に変更したい場合、
値下げリミットは上記合計額にあたる700円に設定する必要があります。
【自己発送】値上げリミットの例
- 会員様:本体価格200円+0ポイント+送料400円/値上げリミット500円
- 追従先:本体価格500円+0ポイント+送料0円=合計額500円
⇒本体価格100円+0ポイント+送料400円 へ改定
合計額300円に合わせて追従しますが、送料は変更できないので、本体価格100円になります。
本体価格を追従させたい場合は、本体価格に送料を加算したリミットを設定してください。
例えば「本体価格500円+0ポイント+送料400円」に変更したい場合、
値上げリミットは上記合計額にあたる900円に設定する必要があります。
【手順】値下げリミット、値上げリミットの設定方法
値下げリミット、値上げリミットの設定手順は下記のとおりです。
新たな出品にリミットを設定する
下記いずれかから商品登録ページに移動し、登録したい商品を選択しましょう。
- 「FBAで納品」→「①商品登録」
- 「自己発送で出品」
商品設定の右端にある「値下げリミット」「値上げリミット」へ設定したい金額を入力します。
入力を確認し、商品登録が完了すれば設定完了です。
出品中の商品にリミットを設定する
「在庫一覧」を開き、該当の商品を検索しましょう。
商品設定の右端にある「値下げリミット」「値上げリミット」へ設定したい金額を入力します。
入力が無事に反映されていれば、右上に緑色で【変更】の表示が出ます。
この表示がなければ入力が反映されていない可能性があるので、再度入力しEnterキーを押して試してください。
リミット稼働中の商品を検索する
リミットを設定された商品をまとめて検索し、一覧で管理することができます。
「在庫一覧」から『リミット稼働中』を選択していただくと、該当商品が表示されます。
リミットが作動しない
リミットが作動していないときは、下記を確認してください。
- 自己発送の送料を含めているか
- リミットの入力完了を確認できたか
- 自動変更モードはオンになっているか
- 届け先が海外ではないか(輸出免税規定により消費税分が引かれるため)
- SP-API認証トークンの有効期限を確認する
- 保有在庫(停止中を含む)を1万件未満に調整する
- リミット価格に達していないか確認
- SKUに『スペース』『全角大文字』、『/』、『\』、『*』を使用していないか確認
上記のどれにも該当せず、解決しない場合はサポートまでご連絡ください。
ご相談いただく際は、スムーズな確認のため、下記3つをご送付いただけますと幸いです。
- 該当商品のASIN、SKU
- 事象を確認できるスクリーンショット
- 問題が起きた日時と、その際行った操作